Park Yujin

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The Maughan Library at King's College London

深夜0時を過ぎたのに、向かいの学生がまだ座っている。彼女の将来に幸あれ。 お腹が空いた。今日とりあえずやることは... まだ一件残っていた。とある人にメールしたらとりあえず今日のタスクは終わりだ。

化粧をしない、正確に言うとファンデーションをしないと決めてから4日ほど経った。最初は人の目を見て話すのさえも億劫だったが、段々慣れてきた。人の顔なんて案外誰も気にしないらしい。確かに、リアルな生活で、そこまで人の顔を見て「この人綺麗、この人ブス」といちいちジャッジしない。インスタに毒されすぎていたことに気づいてしまった。それよりも大切なのは、話し方、フィーリングなどをトータルとしたその人の雰囲気だ。そもそも好きな人ならどんな姿形になっても好きである度合いに変化は生じない。もしそれで誰かが私のことを好きでなくなってしまったら、それはそれまでの関係だったまでだ。リトマス試験紙的な。

全段落を書いたあと早速メールを送って今日のタスクが終了した。しかしまあやるべきことが山積み状態だ。起業するプランを考えることも大事だが、考える余裕のないくらいにスケジュールがびっしりだ。誕生日がおそらく最もクレイジーな日で、その前も中々にヤバい。優先順位をつけてタスクをこなす能力が問われる日々だ。タイムマネジメントは欠かせない。何より大事なのは学校。

マルチタスクは作業の質を大きく削る。しかし今はどうにかしてスマートにそれを乗り越えなければならない時期だ。非常にストレスフルだが、いつか終わりはくる。ロンドンは悪天気に突入したが、それもいつか終わり晴れがくる。今の天気はまさに今の自分の状況のようだ。

うまくいかなくても全てが終わりではない。主人公タイプの私は確固たる理想像に囚われがちだが、そこから一歩踏み出してみるのも良いのではないだろうか。オプションは山ほどある。今全てを決めず、とにかく目の前のことに全力で取り組み、その場その場で決断し流れに身を任せる、というのもアリかもしれない。寧ろ、そちらの方が健康的であるといえる。

しょこまる